大容量で時短！海外サイズ食洗器のススメ

食器洗いって負担の大きい家事の一つですよね。
うちは数年前ドイツに住んでいたことがあり、そのとき住んでいた家のキッチンに食洗器がついていたのですが、日本の一般的なシステムキッチンについている45cmサイズのものより大容量で、あまりにも使い勝手が良く、帰国してから同じサイズのものを我が家に導入して使っていますのでご紹介したいと思います。

そんなに良いの？

日本で一般的な45cmサイズの食洗器だと食器がたくさん入らないので、食事の都度洗う必要があります。尚且つ鍋とか大きなものは入らないですし、分けて洗うものが出てくるので我が家では結局あまり使用せずに手洗いしていました。

これに対し海外のものは60cm x 60cmで引き出し式ではなくフロントドアがガバっと開くので、食器の出し入れも非常に楽で、家族5人分の一日分の食器と鍋なども入ってしまいます。なのでうちでは食器洗いに掛かる時間が大幅に短縮されました。

ドイツではこのサイズの食洗器がスタンダードで、どの家にも普通に付いているという感じで、当たり前の様に家族一日分の食器をまとめて一回で洗っています。毎日のことですし、食器洗いの時間が短縮できることで他のことに時間を使えるのでかなり有益です。なぜ日本のメーカーはこのサイズのものをあまり作っていないのか不思議にすら思えてきます。“dishwasher”で画像検索するとほぼ今回紹介しているサイズの食洗器の画像がヒットします。

我が家での導入

我が家に最初からついていたキッチンはタカラスタンダードのシステムキッチンだったのですが、このキッチンに60cmの食洗器をそのままビルトインさせることはできませんでした。あと海外の製品だからか200Vの電源も必要です。なのでいろいろ検討した結果、うちはIKEAでシステムキッチンごと入れ替えることにしました。2015年に購入したのですが、当時IKEAで取り扱っていた食洗器はElectroluxというメーカーのものでした。吊り戸棚と食器棚も併せて買ったので80万円程掛かってしまいましたが、その後の生活が劇的に便利になることを考えると私としては十分ペイするものと思います。

5人家族の我が家での使い方

朝から使用し終わった食器をどんどん食洗器に入れていき、夕食分の食器が入ったら食洗器用の洗剤を入れて洗浄ボタンを押して食洗器を閉めるだけです。２時間半で洗浄が終わり、アラームで知らせてくれます。洗浄後は余熱で乾燥する仕様？みたいですが、やはり開けておいた方が乾くので、就寝前に洗浄が終わっていればフロントドアを開けて放置し、次の日の朝に全部の食器を食器棚に片付けるという流れです。

尚、ソースなどべったり付いている状態の食器を食洗器に入れると、後で食洗器の掃除が面倒になるので、うちでは軽くすすいでから入れています。

海外メーカーという事で耐久性がどうかとは思いましたが、5年以上使用してまだ一度も故障していないです。

電気代は？

時短になるとはいえ電気代も気になりますよね。我が家の食洗器は定格消費電力は1650Wと表示されています。一日一回の使用で一回当たり2時間半程度の運転時間なので一日当たりの電力消費量は4.125KWhとなります。これを参考までに2022年2月現在の東京電力の従量電灯Bで電気代として計算すると、一番高価な300KWh以上の単価区分で1KWhあたり30.57円なので、一日当たり126.1円掛かるという計算になります。
これをどう考えるかですが、私は家族が多いと皿洗いに割く時間はばかにならないと思いますし、その時間を他のことに使ったり、食後に家族みんなでリラックスしていられるというのは金額に代えがたいものかと思います。

まとめ

食洗器のサイズが、45cmサイズが60cmサイズになるだけで、はるかに実用的なものになります。スペースの心配される方もいるかもしれませんが、うちのキッチンのスペースは特別大きいわけではなく、幅が約255cm、奥行きが約65cmの一般的なものです。ただ通常の日本メーカーのシステムキッチンにポン付けできなくて、うちの様にキッチンごと入れ替えが必要なケースが多いかと思います。また、ドイツでは食洗器の値段が家電量販店で10万円しないくらいの値段から選べたのですが、日本では海外製の食洗器自体の値段が高いので、どうしても導入費用が高くなってしまいます。
ですので、新築等で新たにキッチンを導入する際やリフォームの際には、このサイズの食洗器が入るように検討すると効率良いと思います。
日本で導入するにはハードルがありますが、それでも毎日の家事の負担がかなり楽になるのでオススメです。
日本でもこのサイズの食洗器前提のシステムキッチンが一般的になると良いのにと思います。