去年購入したTW200は社外マフラーに交換されていましたが、エキパイの特にエンジン近くの排熱によって温度が最も高くなるであろう部分にかなり錆が浮いておりました。
よって一度グラインダーで錆を削って耐熱ブラック塗料で塗り直しました。その後の経過や再度錆が浮いてきてから取った対策を紹介します。
再塗装前の状態
シートは張り替えた後だったので、TWを購入した時よりちょっとだけ見た目がシャキッとしました。
ですが、よく見るとタイヤの溝が消えかかってひび割れだったり、このマフラーの錆だったりが目立ちます。
準備したもの
- 耐熱スプレー(ブラック)
- ディスクグラインダー
- 錆落とし用ディスク
- 赤サビ転換防錆剤
- シリコンスプレー
耐熱スプレーはオートバイマフラーや煙突用で600℃までOKと表示されているものを購入しました。あと、赤サビをより安定した黒サビに転換するケミカル”赤サビ転換防錆剤”を錆落とし後に下塗りすると良いというネットの情報があったので採用してみましたが、先に書いておくとマフラー用としては耐熱温度が不足している様で、塗った直後は効果があったのですが、熱が入るとまた錆が浮いてきてしまいました。高温にならない車体の他の部分だと効果は持続しています。
作業手順
まずはディスクグラインダーに錆落とし用のディスクをセットして、錆を削っていきます。
曲面にも追従する柔らかいたわしの様なディスクでしたが、地金の鉄は削れずに錆と塗装だけが削れていきます。ただ、曲面に追従するとはいえ、一度に削れる幅は1cmくらいなのでエキパイとサイレンサーの表面全て削るのはそこそこ時間が掛かりました。また、錆が進行して窪みになっている部分は削れませんでしたのでそういう箇所は赤サビ転換剤に期待することにしました。
表面全て削った後は赤サビ転換材を塗布しました。塗布した後銀色の部分は乾くと濃い紫色に、窪みの錆の部分は黒く変色し、見た目は効果がありそうな感じになりました。
天気が良い日で転換材はすぐに乾燥している様でしたが、一応2時間くらい経ってから耐熱スプレーを3回くらいに分けて塗りました。
その後の経過
塗装したのはゴールデンウィーク頃だったので、その後梅雨の時期に入り、TWにはカバーをかけていたのですがまた同じ個所(高温になる部分)に錆が浮いてきてしまいました。
ネットで錆止めについて調べているとシリコンスプレーをたっぷり吹いてから、バイクを走行させて熱を入れるて乾かすと被膜が形成されて錆びにくくなるという情報があり、家にクレのシリコンスプレーがあったので早速試してみました。
一度サンドペーパーで浮いてきた赤錆を落として、再度赤サビ転換剤を塗布し、乾燥してからシリコンスプレーを吹きましたが、その後の経過としてはかなり良好です。全く錆びないというわけではありませんが、錆の状態は安定しています。夏ごろに再度うっすら浮いた錆をペーパーで落としてシリコンスプレー再施工し、2022年1月現在また少しだけ錆が浮いてきたなという感じだったので、もう一度表面をキレイにしてから赤サビ転換材を塗ってシリコンを吹いておきました。
このメンテを継続的にやっておけば、極端に錆が進行して穴があいてしまう事は無いかなと思います。
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